『シティーズ:スカイライン』よくある都市の問題の解決法

シティーズ:スカイライン(Cties:Skylines)で頻出する問題の解決法を提示していきます。筆者のプレイ経験に加え、各ブログ、まとめサイト、ゲーム実況などによる情報を統合してしています。筆者はPS4エディションでのプレイですが、PC版やSteam版でも応用可能であると思います。

市民が訴える問題

「販売する商品が足りません!」

解決法:
・産業区画を増やす
・貨物駅・貨物港で物資を輸入する
・渋滞を緩和させる

産業区画を増やす

商業区画で販売する商品は産業区域で生産され、出荷されています。従って、最もシンプルな解決策は産業区画を増やすことです。工場を建てられる環境を整えましょう。

但し、産業区画を増やすと、労働者不足、渋滞などの問題が新たに発生する可能性があるので、それらを視野に入れつつ都市計画をすることが求められます

貨物駅・貨物港で物資を輸入する

輸入することでも商品不足は解決することができます。貨物駅、貨物港を建設しましょう。これら施設も渋滞の原因となるので、高速道路直通にすることが望ましいです。

但し、輸入量にも限界があり、貨物駅や貨物港を建てまくっても改善されない場合は産業区画を増設するしかありません。

渋滞を緩和させる

シティーズ:スカイラインの特に中盤以降は渋滞解消ゲーです。次々と勃発する渋滞を解決するところが楽しいところでもあります。根気よく渋滞と向き合いましょう。渋滞の解消法の考察は下で述べます。

 

「顧客が足りません!」

解決法:
・居住区画を増やす
・道路を繋げる
・公共交通機関を整備する
・渋滞を緩和させる
・都市の外から観光客を呼び込む

居住区画を増やす

画面右下の需要ゲージを確認して住宅需要があるようなら増やしましょう。需要がなかったとしても、適当に住宅を増やしているといつの間にか解決していることがあります。居住区画は正義。

道路を敷設する

但し、いつまで経っても「顧客が足りない」と文句を言われることもあります。この場合、住民が居住区画と商業区画をスムーズに往来できていない可能性があります。孤立してしまっている場所を道路で繋げてあげるとあっさりと解決する場合もありますので、住民になったつもりで試行錯誤してみましょう。

渋滞を緩和させる

出ました、渋滞です。渋滞のために住民がお店までたどり着けていない可能性もありますので、見渡してみて改善できるところは改善してみましょう。

都市の外から観光客を呼び込む(観光特区の場合)

「顧客が足りません」は観光特区に頻出するように思います。隣の娯楽特区は何の問題もないのに、観光特区だけ顧客が足りなくてバタバタと閉店していくというケースに直面したこともあります。

観光特区を利用するのは地元住民と観光客(地元住民の利用が9割との説もある)であり、そのどちらが欠けても顧客が足りなくなるのだと推測されます。従って、観光特区の顧客不足の対処法としては、「1.居住区画から顧客を呼び込む(重要)」「2.都市外部からの鉄道の引き込み、港、空港を建設して観光客を呼び込む」の処方箋が有効であると思います。

 

「生産した商品を販売する店舗が足りません!」

解決法:
・一般商業区画を増やす
・一般産業区画を減らす

一般商業区画を増やす

「店舗が足りない」と言われているので、シンプルな解決策は一般産業区画を増やすことです。とは言え、需要がない時にはなかなか店が建ちません。居住区画を増やして消費を喚起した後に商業区画を整備するというステップが必要となります。

一般産業区画を減らす

工場で生産させる商品は「商業区画へと出荷」される他、「マップ外へと輸出」もされています。「生産した商品を販売する店舗が足りません!」との問題が発生するということは、その2方向をもってしても生産過剰であるということ。手っ取り早い解決策は工場を減らしてしまうことであるとも言えます。

「サービスが少なすぎます!」

解決法:
・「医療」「消防」「警察」「交通」「景観」を充実させる

主に商業区画及び産業区画、オフィス区画にて見られる問題です。特に汚染地帯である産業区画はついついサービスが手薄になりがちで発生しがちです。

ここで言うサービスとは「医療」「消防」「警察」「交通」「景観」のことです。足りない施設を建てることですぐに解消されます。筆者の経験上、解決のためには特に「病院」「消防署」「公園」を建設することが多いです。

「地価が低い状態です」

解決法:
・「医療」「消防」「警察」「交通」「景観」を充実させる

こちらは居住区画で発生する問題で、基本的には上の「サービスが少なすぎます!」の解決法と同じです。サービスが少ないので地価が低いと考えましょう。また、大量の放棄された建物をそのままにしていても地価が下がります。

筆者の経験上は「病院」「墓地」「消防署」「公園」を建てることで解決することが多いです。特に「墓地」は忘れがちです。住宅地のど真ん中に建ててやりましょう。市民が喜びます。

 

「労働者が足りません!」

解決法:
・道路を整備する
・渋滞を緩和させる

「労働者」とは?

ここで言う「労働者」とは、教育の有無は関係ありません。産業区画で「教育を受けていない労働者」の需要が伸びていたとしても、市民は教育の有無に関わらず就職します。で、教育の高水準化は産業レベルを高める働きがありますから、「農業縛りプレイ」でもしていない限り教育が重要であることには変わりありません。

道路を整備する

「顧客が足りません!」のところで述べたことと重複しますが、市民が就労場所へたどり着くために難儀しているのかもしれません。居住区画と労働者が足りない区画とを直通で繋げてあげると解決することがあります。

渋滞を緩和させる

ここでも出てくる渋滞です。渋滞のために市民が職場に到着でできないのかもしれません。

 

「教育を受けた労働者が足りません!」

解決法:
・学校を建てる

商業区画とオフィス区画でよく見かける問題です。解決法はたったひとつ、不足している学校を不足している場所に建てることです。じゃんじゃん建てましょう。

 

「ゴミが溜まっています!」

解決法:
・集積場、焼却炉を建てる
・集積場のゴミを搬出する
・集積場、焼却炉を分散させる
・渋滞を緩和させる

集積場、焼却炉を建てる

「集積場」はゴミを回収して溜めておく場所です。一方、「焼却炉」はゴミを回収すると共に、集積場に溜まったゴミを焼却する場所です(償却のエネルギーで発電もする)。焼却炉だけでも都市のゴミ回収が機能しないわけではありませんが、集積場はバッファとしても働くので、両方あったほうがリスクマネジメントになります。

集積場、焼却炉から出庫されるゴミ収集車はものすごい台数で、渋滞の原因になります。できれば高速道路直通の場所に作りましょう。ゴミ収集車専用のインターにしてしまってもいいくらいです。

集積場のゴミを搬出する

集積場はゴミが満杯になると「満杯マーク」が表示されます。満杯になったゴミは画面下部メニューの「アドバイザー→施設を選択」で搬出することができます。搬出先は焼却炉です。搬出が終わると「スッキリマーク」みたいな表示に変わりますので、同じくアドバイザーから「搬出を停止」して、再び都市のゴミを回収できるようにしましょう。

都市開発に集中していて気づくと集積場が満杯だったということはよくあります。市民に不満が出てからでも遅くないので、適宜対応しましょう。

集積場、焼却炉を分散させる

都市の人口が5万人を超えてくると、ゴミ収集車専用インターを用いていたとしても街のあちこちでゴミ収集車が原因となる渋滞が深刻な問題となってきます。マップの端で「ゴミが溜まっています!」マークが出てくることは不可避です。

なので、離れた場所にもう一つゴミ収集車専用インターを作って集積場、焼却炉を分散させましょう。

渋滞を緩和させる

お馴染みの渋滞ですが、ゴミ収集車自体が渋滞の原因となることが多いです。上で示した「集積場、焼却炉を分散させる」である程度は渋滞を減らすことができます。

 

「遺体の搬送待ちです!」

解決策:
・墓地、火葬場を建てまくる

墓地、火葬場は街の真ん中に建ててしまっても構いません。むしろその方が住人の満足度が上がります。注意点としては、墓地はゴミ集積場同様、収集されている遺体を空にしないと移転・撤去ができないことです。拡張するかもしれない道路沿いに建ててしまうと後で面倒なことになる可能性があります。

また、ゴミ同様、墓地に溜め込まれた遺体は火葬場で焼却されます。従って、火葬場は墓地の近くに建設すると無駄な渋滞を引こ起こさずに済みます。

 

プレイにおける一般的な問題

資金がなかなか増えない

解決法:
・全ての税金を12%まで上げる
・人口を増やす

全ての税金を12%まで上げる

市民は税率12%までなら全く文句を言いません。税率を調整できるようになったら躊躇わずに12%まで上げてしまいましょう。

人口を増やす

住民税は最大の収入源です。じゃんじゃん増やしましょう。区画は「高密度の居住区画」オンリー、条例で「ハイテク居住導入」をオンにすると人口密度がグッと上がります。

なかなか人が住んでくれない時には公園、学校、病院、警察署、消防署を建てて魅力的な居住区にしましょう。また、職場も重要です。商業区画、産業区画、オフィス区画を作って市民が働けるようにしましょう。

 

渋滞がやばい

解決法:
・交通を分散させる
・公共交通機関を張り巡らせる
・条例「自転車奨励」
・高速道路に交通を流す
・一方通行を活用する
・渋滞の原因は交差点(ラウンドアバウト最強説)

交通を分散させる

目的地に向かってクルマが出発
  ↓
クルマが一箇所に集中する(渋滞)
  ↓
目的地に向かってクルマが散らばる

 
渋滞のメカニズムはたったこれだけ。とてもシンプルです。ですが、都市が巨大化してくると交通はカオスと化し、理論ではなかなか解決できなくなってしまいます。渋滞は誰もが避けて通れない道。上級者でもプレイの度に渋滞の前に頭を抱えます。

渋滞緩和の基本は、交通を分散させることです。「A地点→B地点→C地点」と道が敷設してあって「B地点」が渋滞しているのであれば、「A地点→C地点」への直通の道路を敷いてあげればB地点の渋滞は緩和するでしょう。

都市が巨大化して複雑化しても基本は同じです。どの地点からも最短距離でどこへでも行けることを目指せば渋滞は比較的和らぎます。

公共交通機関を張り巡らせる

特にバス、地下鉄などの公共交通機関をきちんと都市に整備して、市民がなるべくクルマを使わなくてもいいようにしてあげることです。但し、バスは渋滞の原因にもなり得るので、どちらかというとサービスの側面が強いかもしれません。

最も有効なのは地下鉄です。地下なので邪魔にもならず大量の市民を輸送してくれるので、どんどん都市に地下鉄を張り巡らせましょう。現実の東京であんなにも地下鉄が複雑化しているのも頷けます。

高速道路に交通を流す

シティーズ:スカイラインのドライバーは目的地までの最短距離を勝手に選んで道を走行します。道路には種類によって最高速度が定められており、最も速く到着する道を走るということです。

最高速度は「二車線<四車線<六車線<高速道路」の順で上がって行きます。高速道路は通るのに料金がかかるわけではなさそうで、高速に乗るのが最も速く到着する手段であれば、市民は迷わず高速に乗ります。 ということで、渋滞緩和の決め手は街に高速道路を張り巡らせて、そこにドライバーを流して交通を分散させることです。目的地に着くまでになるべく下道を走らせないことです。現実でも渋滞解消のためにバイパスを建設することがありますし、東京には首都高が大動脈として鎮座していることからも、それは有効な手段であることがわかるでしょう。

条例「自転車奨励」

条例に「自転車奨励」があります。説明によれば「この条例を制定すると市民が自動車よりも自転車を好むようになる」とのことですので、制定しておくことによって幾許かの渋滞緩和になることが予想されます。

一方通行を活用する

あちこちからクルマが集中することによってクルマが譲り合い、ロスが発生して渋滞が発生します。

そこで、一方通行を活用することで交通の流れを滞らないようにコントロールすることができます。但し、別の場所にしわ寄せが行ってしまい、思わぬ場所に新たな渋滞が発生してしまうこともあるので、慎重に観察するようにしましょう。一方通行は産業区画やゴミ集積場におけるトラックの流れをコントロールするのに使うことが多いです。

また、道が接する場所には信号が勝手に作られてしまい、これも交通ロスの原因となりますが、例外として一方通行の道路に接続される接点には信号が形成されないことがあるという特徴があります。これも上手に活用すると車の流れをスムーズにすることができます。

渋滞の原因は交差点(ラウンドアバウト最強説)

渋滞は交差点が原因となって発生します。大通りにはなるべく交差点を作らないことがコツですが、交差点をラウンドアバウトにしてしまうという手もあります。

ラウンドアバウトは一方通行の円状の道路です。先述の通り、一方通行に流入する道には信号が形成されない上、ラウンドアバウトには右折がないので通行上のロスがありません。ラウンドアバウトは常に流動的です。主要な幹線で渋滞が発生している時には、思い切ってラウンドアバウト化してみてもいいでしょう。おすすめです。

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