THURSDAY
スクリーモの爆発的人気はここから始まった。
特にメジャー1stアルバム「WAR ALL THE TIME」はスクリーモバンドのアルバムの中でも最高傑作のうちのひとつ。伝説と言ってもいいくらい。
曲の構成力が極めて素晴らしく、静から動への爆発が効果的である。メロディーも秀逸。非の打ち所がない。かなり知的な人たちであることを伺わせる。
3rdアルバム「COMMON EXISTENCE」で原点回帰し、スクリーモ路線へと戻ってきたが、1stが凄すぎるために色あせてる感は否めない。嫌いではないが。
THE USED
上記THURSDAYと共に、スクリーモ黎明期を支えたTHE USED。
デビューアルバムの国内盤の帯に「このキレ方は半端ない!」みたいなことが書かれていた。マジだった。なんだこいつらはと本気で思った。
2nd「IN LOVE & DEARTH」からスクリーモ色がだいぶ薄くなったが、1曲目に「Take it away」というめちゃめちゃかっこいいスクリーモ曲をぶち込んできた。
FUNERAL FOR A FRIEND
スクリーモにメタル要素を取り入れたことで話題になった。疾走感があって、大変にかっこいい。
バスドラ踏みまくり、ツインギター。文学的な歌詞。スクリームはドラムの人が専任でやっているという珍しいスタイル。
2016年現在もコンスタントにアルバムをリリースするなどして活動中だが、ボーカル以外大幅なメンバーチェンジがなされた。曲がだいぶコンパクト化され、その分密度が高くなった印象を受ける。
THRICE
メジャー1st「THE ARTIST IN THE AMBULANCE」が大変に有名だが、それ以前のインディーズよりリリースされていたアルバムのほうがガチでスクリーモしている。
変拍子を多用したりと、テクニカルな一面もある。ギターのTeppeiさんは日本人である。
SILVERSTEIN
カナダ発、未だに絶大な人気を誇るSILVERSTEIN。
スクリーモでデビューしてその後路線変更するアーティストが多い中、SILVERSTEINは首尾一貫している。現役スクリーモバンド。
スクリーモ黎明期からシーンを支え、未だやんわりとすることなく活動している凄みは、2013年の「This Is How the Wind Shifts」を聴いて頂ければわかる。
デビューから十年近く経ってこのクオリティ。やはりすごい。
SAOSIN
アンソニー・グリーンという男は、スクリーモ界の伝説である。
彼はメジャーデビュー前のSAOSINでボーカルを務め、界隈の話題をかっさらった。すごすぎるぞ、この男。
だけど、一枚のEPをリリースしただけで、アンソニーは脱退してしまう。
そんなアンソニーがボーカルを務めた「Seven Years」。本当にかっこよくて、私も度肝を抜かれたのだった。
ちなみにアンソニー・グリーンはその後、CIRCA SURVIVEというプログレっぽいバンドのボーカルでデビューしている。
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