結論から言えば、nexus5はここ最近でも最も良い買い物をしたと思える逸品です。
以下に、nexus5を使ってみてのメリット・デメリットを記しておきたいと思います。
購入を検討する人への参考になればと思います。
メリット
最高のコストパフォーマンス
nexus5を購入する利点として一番に挙げたいのは、コストパフォーマンスに優れるという点です。
価格はGoogle Playストアでの購入で、16GBで39800円、32GBで44800円です。
Googleの叡智が集結した最先端のスマートフォンがこの価格で手に入るなんて、こんな贅沢があるでしょうか。
最新のスペック、最速のアップデート
価格が安いからといって、決して悪かろうな端末ではありません。
CPUはSnapdragon 800、2.3 GHzプロセッサ(クアッドコア)とひと昔前のノートPC以上の処理能力を持っています。
ディスプレイは、約5インチ1920×1080のフルHDです。たった5インチの中に1920×1080が集約されているってすごいことではないでしょうか。写真と見紛うくらいの綺麗さです。
OSは最新のandroid4.4(KitKat)を搭載。また、最新のOSがリリースされればgoogle謹製スマホであるnexus5には優先的に最速でアップデートが配信されますので、今後も常に最新の状態であり続けることができます。
他会社のスマホでは、アップデートが遅れたり、最悪スルーされたりしますから、その心配はもうしなくてもいいのです。
SIMフリーであること
nexus5の話題性は、これによってさらに拡張されたと言っていいでしょう。つまり、SIMフリーであることです。
SIMフリーであるということは、現在お持ちのスマホが仮にdocomoのものであったとして、そのSIMをnexus5に挿しても普通に使用可能であるということです。もちろん、auでもsoftbankでも同じです。
私は、b-mobileの「スマホ電話SIM(フリーdata)」でnexus5を使っていますが、特に何の設定も必要なく、SIMを挿したらすぐに使用可能になりました。
そう。SIMフリーであるnexus5では、MVNOでのスマホ運用もしやすいと言えるでしょう。というより、MVNOで運用せよ、と言っているようなものです。MVNOとは、SIMだけを販売している通信会社のことです。
最近注目を集めているMVNOを活用すれば、月々のスマホ料金をかなり節約することができますので、端末料金も安いnexus5と組み合わせて使えば、まさに鬼に金棒と言ったところでしょう。
予め余計なアプリが入っていない
各メーカーから発売されているスマホを入手した場合、使いもしないようなアプリが予めインストールされていることが多くの場合あります。
例えば、私が以前購入したGalaxy Sには、docomoのspモードメール(使い勝手が非常に悪い)、sumsung app(使う機会がない)、Layer(ARアプリ。使う機会がない)、Edge(よくわからない、一度も開いていない)、Evernote(私は使っていない)、各種の電子書籍アプリ(要らない)、電話帳コピーツール(一度使えば不要)など、その他も多くのアプリがプリインストールされていて、しかもそれがアンインストールできないときている。もう本当に邪魔で仕方なかったです。
nexus5においては、幾つかのgoogle製アプリがプリインストールされているのみで、非常にシンプル。最初からストレスが溜まることなく、自分好みの端末に仕立てあげることができます。
qi規格対応ワイヤレス充電が可能
さらには、ワイヤレス充電も対応しています。
ワイヤレス充電ですから、充電時にmicroUSBをいちいち端末に挿す必要はもうありません。qi(「チー」と読むらしい)規格充電器を別途購入する必要はありますが、その上に置きさえすれば、充電ができてしまうのです。なんて近未来。
もちろん、従来通りにmicroUSBを端末に挿しての充電もできますよ。
テザリングが容易
日本の携帯端末では、テザリングは別料金を徴収されるオプションというのがおおよその位置付けです。月々いくらか支払って、テザリングを可能にするというのが従来の方法でした。
nexus5では、そんな必要はありません。SSIDとパスワードを設定するだけで、すぐにテザリングか可能となるので、端末を手にして誰でも30秒でテザリングを始めることが可能です。しかも誰にもいくらも支払う必要はありません。無料です。
ちょうどいい5インチディスプレイ ―ウェブページが大変見やすい
nexus5を横持ちにすると、ウェブサイトを閲覧するのにちょうどいいと実感できました。高解像度ディスプレイのおかげで、小さな文字も読みやすく明瞭に表示されます。
iPhoneでは小さすぎ、タブレットでは大きすぎ。おそらく5インチというのは、ウェブを閲覧するのに最小限の大きさなのでしょう。
不便したことは一度もありません。
フリーズはいまだ一度もなし
ひと昔前のandroid端末なら、原因不明のフリーズや再起動、なぜか突然動作が鈍重になるなどの小さな不具合は日常茶飯事でした。タスクキラーなどの端末管理アプリは必需品でした。
nexus5では、いまだに一度もフリーズしたことはありません。動作が重いなと思ったことも殆どありません。タスクキラーなどは不要で、いつでもサクサク動作を維持できています。
おそらく、androidのバージョンがあがるにつれて、そういったところも改善されていった結果なのではないかと思います。
バッテリーも全く不安なし
バッテリー容量は2300mAhと、同世代のスマートフォンと比較して一見少なめではあります。
しかし、nexus5は省電力設計がなされているので、少なく思える容量でも、意外と長持ちします。少なくとも日常の使用においては、困ることは全然ないでしょう。
バッテリー容量が他機種と比べて少ないからと切り捨てるのは早計であり杞憂であると言えるでしょう。
不安であれば、モバイルバッテリーを併せて持ち歩くようにしましょう。
デメリット
私にとって、nexus5に不満は全くないのですが、敢えて挙げるとすれば以下のデメリットがあるでしょう。
外部ストレージが使用不可
microSDカードなど、物理的に外部にデータを保存するように拡張することは不可能となっています。microSDの差込口がありません。
これは、Google Driveなどのクラウドストレージをどんどん活用してくださいね、ということでしょう。そういった意味でもnexus5は一歩先を行っていると言えるかもしれません。
Google Driveは15GBまでは無料で使用できますから、どんどん活用しましょう。端末にデータを保存しないということは、端末の動作を軽快に保つということにも繋がります。
私は、念のために32GBモデルを購入しました。
ワンセグ、おサイフケータイなどのガラケー機能は持たない
nexus5は非常にシンプルな端末です。日本向けにカスタマイズされていない、Googleの意志がそのまま反映されて日本でも発売されています。
そのシンプルさ故に、日本のスマホではもはや定番であるワンセグ、おサイフケータイには対応していません。
私にとっては、どちらも不要だったので良かったのですが、「ワンセグくらいは欲しい」という方もいるでしょうから、注意が必要かもしれません。
Google Playストアで購入する場合、到着までに1週間くらいかかる
日本でnexus5を購入する場合、現時点(2014年3月)では方法は2種類あります。
emobileにて店頭で購入する方法、あるいは、Google Playストアで購入する方法です。
emobile回線で契約して使用したいという場合は、前者を選んで全く問題ないのですが、純粋に端末だけを入手したい(又は、MVNOで使用したい)という場合は、Google Playストアで購入しましょう。emobile店頭で端末だけを購入したい場合、なぜか約50000円かかります。
Google Playストアで購入すれば、先にも述べたとおり、16GBで39800円、32GBで44800円で購入できます。送料はかかりません。
ただし、香港の倉庫から国際宅急便で配送されるので、発注から到着までに約1週間~2週間かかります。
できるだけ早めに入手したいという人は特に、時間に余裕を持って注文しておくようにしましょう。
コメント
非常にわかりやすいレビューで参考になりました。NEXUS5購入したいと思います。ありがとうございました。