もっともっといろいろ知りたいし情報を集めたいけど時間がないしめんどくさい!
もういっそのこと脳がインターネットに繋がってればいいのに!
なんて思ったことありませんか? 私はあります。
この度、それがマウスの脳で実現した模様です。電脳化実験ですね。
電脳化が実現!!遠隔地にいる2匹のマウスの脳を有線で繋いで意思疎通させることに世界で初めて成功!! | コモンポスト
http://commonpost.info/?p=62398
ついにテクノロジーもここまできたかーという感じで、ちょっと恐ろしくさえあります。
こんな技術が発明されることを誰が想像したでしょうか?
実は、150年も前に、同じようなことが発案されていたことがわかっています。
マウスではなく、カタツムリで。
以下は、『珍説愚説辞典』(J.C.カリエール&G.ベシュテル編、高遠弘美訳、国書刊行会)からの引用です。
学者の研究が進めば、蝸牛(カタツムリ)が電波と張り合うことも大いにありうる。現に、1850年、「普遍言語的交感性羅針盤型器械」という名前である発案がなされたことがある。
(略)
遠く離れた場所にいる友人同士が同一種のエスカルゴを手許に用意し、それに磁性を与えて交感できるようにする。それからパリにいる方が自分のエスカルゴに、北京の友人に伝えたいメッセージを相手方に送るよう仕向ける。北京の友人は同じ方法で返事を送るというわけだ。
――J・コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』(1863年版)
なぜそれがカタツムリだったのか、詳しくは分かりませんが、
はるか昔に、動物を使って電波を飛ばすだなんてことを考えていた人がいたことにも驚きですし、
それを真面目に実現させようとしていたことにもビックリです。
上記のカタツムリの記事は、
今年の3月の新聞各紙によれば、成功する日は間近いということだった。
と締められていますので、150年越しに実験は成功したと言えるでしょう。
尚、『突飛なるものの歴史』(ロミ著、高遠弘美訳、平凡社)という本に、上記カタツムリの通信計画についての詳細が記載されているようです。
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