ミニマリズムや物を持たない暮らしなど、所有物を減らして生活するスタイルには共感できます。
私もかつては物に溢れた生活をしていましたが、引っ越しを機に、必要ないものは処分・売却して今に至ります。
とはいえ、物欲が全然ないわけではないし、必要なものやこだわりのものは手元に置いておきたい。
例えば、本はなかなか手放すことができないし、ゲーム機もなくても構わないとは思うもののなんとなく部屋においてある。
それはそれでいいのだと思います。
要は、自分にとってどう考えても不要なものを持ち続けない、増やさなければいいだけのことです。
「あれが欲しいな」と思った時に、一度立ち止まり、よく考えてから買う・買わないを決めることにしています。
1. 買うためのお金はあるか
もっとも重要だけれども意外と見落としがちです。
例えば、クレジットカードで分割払いをすれば今すぐに手に入ってしまうし、誰かからお金を借りてまで買うことだってできます。
ですが、私はあまりそういったことはしたくない。
欲しいものがすぐに手に入ってしまう人生なんてつまらないと思うのです。
もちろん、逆に、欲しいものが手に入らない人生なんてつまらない、と考える人もいるでしょう。
ですが、私にとっては自分の生活レベルに合った生活をすることこそ重要だと思っています。
手持ちのお金がないのに、無理をしてでも買うことはしないようにしています。
2. 代替手段はないか考える
缶コーヒーが飲みたかったが、手元の水を飲んだらコーヒーのことはどうでも良くなった。
10万円のソファーが欲しかったが、似たようなデザインのソファーが中古で1万円で売っていた。
猫を飼いたかったが、無理だと諦めてハムスターを飼うことにした。
世の中にモノが溢れているということは、似たようなものがたくさんあるということです。
どうしても10万円のソファーじゃなきゃ嫌だ、ということももちろんあるでしょうが、一度よく考えてみて、他のもっとコストのかからないもので代用できないだろうかと考えるようにしています。
そうやって考えているうちに、「別にいらないかな」と考えが改まったり、欲しかったこと自体を忘れたりもするので、考えるという作業は無駄なものを増やさないためのフィルターの役割を大いに果たすと思うのです。
3. 仕舞う場所・設置する場所はあるか
部屋を片付けるための棚を買ってきたが、棚を置く場所自体が確保されていなかったので、余計に部屋が散らかってしまった。
よく耳にする例です。
モノを買う場合は、仕舞う場所がイメージできてからにする、設置場所を確保してからにするようにしています。そうすることで、モノを増やしても部屋が散らからない、あるいは、余計なものを増やさないで済みます。
私事ですが、掃除機が欲しいと思っているのですが、片付ける場所が見当たらないので、いまだ買わないままでいます。
クイックルワイパーや雑巾で水拭きなどでも、掃除なんてできるといえばできる。でも、掃除機があったほうが便利な気もする。
一年くらい悩んでいるのですが、いまだ結論が出ません。むむむ。
4. それは本当に使うものか
街やネットショップでは、年がら年中セールをしているし、次々と新製品は出るしで、我々の物欲や購買意欲をひっきりなしに刺激してきやがります。
ちょっと欲しいなと思っていたものが、「セール本日最終日!」と店頭に並んでいるのを見かけてしまったら、大変なことです。衝動的に買ってしまうかもしれない。
でも、ちょっと一呼吸置きましょう。
本当に使うものでしょうか。それと共に暮らして生活が豊かに便利になるでしょうか。似たようなモノを既に持っていないでしょうか。
それは大金を出してまで本当に必要なものでしょうか。
衝動買いは往々にして失敗すると私は考えます。なぜなら、買わせる側は常に消費者を衝動的にさせるからです。店側の巧妙な策略なのです。
買ったあとの自分の生活をしっかりとイメージしてみて、それでも本当に必要なら買うようにしています。
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