モバイルルータと格安SIMの登場によって、わざわざ自宅に固定回線を引かなくてもインターネットを楽しむことができるようになっています。
実際、私の知り合いはAmazonでモバイルルータ本体のみを購入し、ぷららモバイルで通信契約し、それを自宅のインターネット回線として使っています。
メリットとしては、
・持ち出して外出先でも使うことができる
・引っ越しの際に面倒な手続きが不要
・通信費用が割安
ということが挙げられると思います。
一見、モバイルルータの躍進によって、固定回線はもう不要なのかなと思いがちですが、私はそうではないと思います。
むしろ、ますますフレッツ光などの固定のインターネット回線が要請されている時代になっていると感じているのです。
その論拠を下記で挙げていきたいと思います。
1. 映画・ドラマなどの動画が見放題
モバイルルータのデメリットとしては、
・通信量制限がある
・通信速度制限がある
この2点が大きいです。
インターネットは重要なインフラだと私は考えています。
それを裏付けるように、近年のインターネットの傾向としては通信量・通信速度を大きく消費するサービスが提供されています。
その中でも、Amazonプライムビデオを初めとして、Hulu、Netflixなどのビデオ・オンデマンドサービスが躍進しています。
定額で好きなビデオが見放題という画期的サービスです。
言うまでもなく、動画は膨大な通信量で提供されるものであり、より綺麗な映像を志向するHD動画であれば尚更です。
通信量、通信速度制限のあるモバイルルータでビデオ・オンデマンドを利用するとなれば、通信速度不足による読み込み遅延が起こるのは必至で、快適に視聴できるとは言い難いでしょう。
加えて、映画やドラマを数本視聴してしまえば、通信量制限に引っかかってしまいます。
月額制でオンデマンドサービスを利用するのであれば、快適にいつでも好きなだけ視聴できる環境が望ましいです。
つまり、フレッツ光などの固定回線であれば、通信し放題。つまり、何も気にすることなく動画見放題です。
速度も爆速なので、ダウンロードに時間がかかるなんてことはありません。すこぶる快適。
これからますますサービスが充実していくであろうオンデマンドビデオを最大限活用して、満足したビデオライフを送るには、自宅に固定回線を引くのが良いと思うのです。
2. ストレスから解放される ――あらゆる制限からの自由
上記とも関連するのですが、みんな大好きYouTubeも固定回線ならストレスなく見放題です。通信量制限を気にしなくていいからです。
同様にして、音楽の定額聴き放題サービス、ネットラジオ、オンラインゲームなどもいつでも好きなだけ遊び、利用することができます。
特に、PS4などのゲームの場合、アップデートが定期的に数ギガ単位で配信されるものもあり、それだけで月の通信量を大幅に消費してしまうものも少なくありません。フレッツならそんなことは全く気にする必要はないのです。
もはやインフラとも言えるネット環境を、制限付きで利用しなければならないのは、少なくとも私にとってはストレスです。
好きなだけYouTubeを見たいし、関連動画も飽きるまで見たい。
好きなときに最新にアップデートされたオンラインゲームでとことん遊びたい。
必要なときにすぐに検索して調べ物をしたい。
それは、自宅へのフレッツ光固定回線でなければ実現しないでしょう。モバイルルータでは現状は無理。
急速なクラウド化もそうです。
自分のファイルをクラウドとやり取りするだけなのに、モバイルルータによるあらゆる通信制限を気にしなければならないのはどうかと思うのです。
仕事に関するファイルであれば、尚更、ストレスを感じるでしょう。
3. 意外と節約にもなるぞ
「でも、フレッツ光は基本料金が高いじゃん」と思う方もいるかもしれません。
私はそうは思いません。
例えば、4人家族で4人共スマートフォンを持っているとします。
現状LTE回線は通信量制限があり、月に高速通信3ギガ、5ギガ、7ギガプランなどと設定されていることが多いです。
その高速通信量が3ギガを超えたら、低速通信に切り替わりYouTubeなどの視聴は難しくなる。もっと高速通信したい場合は、追加料金を支払ってパケットを入手する、というのが現状であると思います。
そのパケットの追加料金というのが、意外と高い。家族4人で各々が追加購入するとなると、月額でかなりの出費になります。
毎日スマートフォンを使っていれば、7ギガなんてあっという間です。生活は困窮する。
そこで、自宅にフレッツ光を引っ張ってみてはどうでしょう。
ルータを使えば、その固定回線に家族4人がスマートフォンをwifi接続できます。
つまり自宅にいる間はスマホの3ギガとかの通信量制限を気にせず、じゃんじゃん使えるというわけです。
まして、その3ギガとかのパケットも自宅でフレッツ光に接続している間は消費されないので、パケットを追加で購入する頻度もグッと減ると思うのです。
速度に関しても、スマホのLTEよりも光回線のほうが高速で、ストレスなく利用できます。
確かにフレッツ光はモバイルルータでの通信に比べれば、基本料は割高かもしれません。
しかしながら、スマートフォンの通信量制限やパケットの追加購入費用を考慮すれば、月額で見れば割安に使えると私は思うのです。
ただでさえコストパフォーマンスで言えば、速いし無制限だしで最高ではないかと思います。
4. 通信障害と無縁でいつでもサクサク
モバイル通信の最大のネックは、度々起こる通信障害です。なぜか電波が届かない、ネットに接続できない、メールが送れない――。
結構なストレスになります。
ネットはインフラという考え方からしても、様々な理由で起こりうる通信障害は大変に困ります。
私は、フレッツ光をかれこれ10年くらい使っていますが、突然ネットに繋がらなくなったということは殆どありません。
覚えている限りで言えば、一度もないです。
その間に、携帯電話やスマートフォンが急に繋がらなくなったことは数えきれないほどあったというのに、です。
そのようなストレスから解放されると言った意味でも、自宅に固定回線を導入しておくことは有用だと思います。
モバイル通信の障害時でも、自宅のwifiに接続することができるのですから。
まとめ
私はどんなことがあっても、年収が劇的に下がろうとも、自宅のフレッツ光だけは手放すまいと思っております。
やはり、月定額6千円程度で安定した高速通信に繋ぎ放題というのが強い。
コスパにとても優れると思うのです。
LTE回線になってからの制限だらけの通信に比べれば、尚更。安いと言っても言い過ぎではない。
というわけで、自宅にはフレッツ光回線があったほうがいろいろ捗るし、節約にもなる。
モバイル通信のストレスから解放され、ネットの利便性に彩られたエンターテイメント空間がそこに出現する、とさえ私は考えています。
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